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勝手気ままに書き綴りたいこと

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2010年 08月 25日

四谷怪談~新橋演舞場

またまた歌舞伎に行ってまいりました。今回は旦那さんと出掛けてまいりました。先日は第一部でしたが、今回は第三部の四谷怪談。言わずと知れた、あのお岩さんの怪談話です。
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勘太郎さんがお岩さん、佐藤与茂七、小仏小平と一人三役で、七之助さんがお岩さんの妹、お袖さん、直助を獅童が。そして海老蔵さんが悪役の伊右衛門を演じました。今までは海老蔵さんの凛々しい姿を追ってましたが(笑)、勘太郎さんのお岩さんも迫真の演技で拍手ものでした。とにかく哀しみに老け込む姿から、毒薬によって顔が変わり、伊右衛門への疎ましがられながらもお慕いする気持から憎しみに変化する場面は本当に気迫を感じました。
四谷怪談~新橋演舞場_b0010585_0244253.jpg
そして恨めしや~の場面は背筋が凍るようでした。途中秋山長兵衛役が真っ暗な客席の後ろから、いきなり観客を驚かせながら舞台を上がっていく場面もあったり、勘太郎さんのお岩さん→小平や、お岩さん→佐藤与茂七の早変りも楽しめました。そしてフィナーレの佐藤与茂七と伊右衛門が紙吹雪舞い落ちる舞台で戦うシーンがとても荘厳で美しかったです。

今回は松竹のウェブサイトでチケットを買いましたが、結構前の方の席が手に入りました。それも花道横の。旦那さんが初めての歌舞伎鑑賞でしたので花道の真横の席は譲ったのですが、なんでも海老蔵さんが花道を通り過ぎていくとき、良い匂いがしたんだとか(笑)。

やっぱり歌舞伎って奥が深くて面白いです。今回もイヤホンガイドと有料のパンフレットを読みながら鑑賞したのでよく理解できました。

by tkouzan | 2010-08-25 00:53 | 日本が好き


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